Ryzen3000番代が発売されました
その中、価格が下がりつつあるRyzen 7 2700を買うという選択肢
それについて個人的な感想を述べる




旧世代8コアと現行世代の6コア。同価格帯の場合は悩みがち



zen2コアの3000番代が発売されました

話題になっているのは12コアの3900xや、intelの9900kに匹敵すると言われている8コア3700x

しかし、私には3700x、3900xなどの性能は必要ないし、そもそもお金がない

そういう私が3000番代の中で注目しているのが6コアミッドレンジモデルのRyzen 5 3600である

もっというと前世代のRyzen 7 2700とRyzen 5 3600の価格差である

2019年7月11日現在、これらの価格はかなり近い





私自身、1600、2600Xと6コアを続けて購入しており、そろそろ8コアに移行したい、という気持ちが日に日に強くなっていた。
そんな中、Ryzen 7 2700と同価格帯でRyzen 5 3600が販売され始めた

単純なコア数では2700が8コア、3600が6コア
だが、新型は改良が加えられているのが世の常

こういう場合、どちらを選ぶかは悩みものだ

というわけで実際の性能を見ていきたい


世代が古い、とはいえ8コアが6コアに性能で負けるのだろうか?

以前の世代を例に取ると以下のようになる

Cinebench R15でのRyzen5 2600(zen+、定格3.4GHz)とRyzen7 1700(zen、定格3GHz)の比較

シングルスレッドでは1700が完敗した(初代6コアRyzenよりもクロックの低いので致し方ない)が、
マルチスレッドではコア数が多い1700が勝利

よりクロックが高い2600x(定格3.6GHz)との比較でも、1700が辛勝

マルチスレッドを多用する最近のゲーミングにおいて、2600と比較した場合、大きな差は出ないようだ
https://www.youtube.com/watch?v=kwMVTJ52UG0

https://www.youtube.com/watch?v=GAaMJDZZYQU&t=102s

ゲームもするが動画編集もするというような場合は、1700を選ぶ余地は十分あるように思う

上記のようにRyzen5 2600とRyzen7 1700の場合は、IPCとクロックの向上があれど、コア数の差を覆すことはできなかった。

そういうわけで、できるだけ安くマルチ性能を求めた場合、あえて同価格帯の旧型8コアを買うという事も十分あり得た。

では今回はどうか

zen2は大幅なアーキテクチャーの改良で、前世代が苦手としていたベンチでは3600が圧勝するので、以前からRyzenが得意としていたCinebench R15で比較

Cinebench R15 single multi
Ryzen 7 2700(3.2GHz) 160 1550
Ryzen 5 3600(3.6GHz) 200 1600


Cinebenchマルチですら2700が3600に惜敗
avxにも改良が入っているので動画のエンコーディングでもそれなりの差がつくと思われる

ゲーミング性能に関して、3600は旧世代8コアRyzen対して、2割近くも高いフレームレートを叩き出す場面もあった

zen、zen+まではインテル製のCPUに比べてゲーム時にフレームレートが出ないという問題もあったが
zen2はそれも大幅に改善しているようだった

やはり今回は、前回と違い12nmから7nmというプロセスルールの大幅な微細化(前回は14→12)とアーキの大幅なアップデートが効いているのだろうか?(zen+はzenのマイナーチェンジで、IPC向上は誤差レベル)



まとめ

zen→zen+時は旧世代8コアが同価格帯の新世代6コアに対して、マルチスレッド性能という唯一の利点があったが、zen+→zen2の場合はその唯一の利点すら消え失せた。
たとえCinebenchマルチで旧世代8コアが勝っていたとしても、zen2はそれまでのRyzenとは違いゲーミングでの大幅な性能向上とAVXの高性能化もあるので、結局の所旧世代8コアの優位性はCGレンダリングくらいになりそう

そんな今、Ryzen5 3600と同価格帯のRyzen 7 2700を買うという理由はあるのか?

8コアに対してよほどのこだわりがある場合は別だが、
単純に性能というところで考えた場合、同価格帯のRyzen 7 2700を買う意味はないように思える

やはり価格が下るということにはそれなりの理由があったわけだ