見た目だけではわからないマザーボードの怖さ
というわけで今回は私が今欲しいと思っているマザーボードとそうでもないマザーボードを電源回路から選んでみました
あとは、全体的な感想とか。
※個人的見解なのであしからず
評価方法としてはVcoreフェーズの数、mosfetの性能、ダブラー、ヒートシンクの作りから選択しています
そしてそれら”VRMの性能と価格のバランス”を考えたものになります
基本的に3.5万円以下の製品のみ
マザーの数が多く流石にすべて書くことは出来ないので未記載のものもあります
ではまずは私が買いたいマザーボードから
(メーカー別に記載)
MSI
MSI MEG X570 UNIFY マザーボード [AMD X570チップセット搭載] MB4869
フェーズ 6x2
mosfet IR3555 x1
Doubler IR3599
ヒートシンク 大型アルミ塊+ヒートパイプ
基板はおそらく6層以上
mosfetにハイクラスなIR3555を搭載し更にそれらをダブラーで増幅
この価格でMEG X570 ACEと同じVRMを再現したことに価値がある一品
ヒートシンクはIOカバーごとヒートシンク化しているのでかなり大型
これに関しては私は以前から「OIカバーとVRMヒートシンクを一体化すればヒートシンクを大型化できるのに何故しないのか」とずっと思っていたがやっとそれを実現するマザーが現れました
個人的評価としてはこのマザーボードはかなりのコスパを持つ良マザー
あれだけの電源回路を搭載しその上この大型のヒートシンクなのでかなり期待できると思う
Ryzen9 3900X未満のCPUであればOCしようが過剰装備の可能性が高い
聞くところによるとメモリもかなり回る模様
この後も購入候補のマザーとして一応いくつか紹介するが、正直これが今一番欲しいマザー
GIGABYTE
X570 Aorus Pro
X570 Unifyより安めの価格
mosfetがIR3553なのでunifyには及ばないがそれでもかなり優秀なVRMを持っている
ヒートシンクはリア側のVcore中心の部分に薄型フィン(フィンズアレイ方式)を持つヒートシンクを搭載し上部とヒートパイプで接続されている
上部のVcore+soc部はリア側と違い廉価ヒートシンクだが、上部はVcore用の数が少ないので温度的には問題ないだろう
個人的評価としてはUnifyの次点
X570 Aorus Elite
X570としては安めの価格帯だがVRMの性能はかなり高い
PROよりもヒートシンクとmosfetがグレードダウンしている
ヒートシンクは薄型フィンタイプではなく、ヒートパイプも搭載されていない
X570 TAICHIと同じVRM構成でこの価格はかなり魅力があると思う
というかX570 TAICHIの立場ないよねコレ…
特に現行モデルの競合製品としては価格帯的にMPG X570 Gaming Pro Carbon WiFiあたりが挙げられると思うがそれと比べるとVRMの性能で雲泥の差がある
VRMの性能を求めて型落ちのX470 TAICHIを候補にも入っていたけど、このELITEが同じような価格で販売されているので、型落ちマザーを買う意味は特別な事情がない限りない
Asrock
Asrockは前世代までのTAICHIシリーズ未満の製品のブランドイメージが悪いこととX570においては肝心のTaichi自体の魅力が減ったこともあり残念ながら購入候補に入るマザーはありませんでした
イメージ的には、特にX370 Gaming k4(現行で近いのはおそらくX570 Phantom Gaming 4)あたりのミドル以下の製品のVRMがあまり良くないので、ミドル以下は他のメーカーを選びたくなる
ハイクラスのTAICHIに関してもX470までであればAM4ソケット搭載マザーとしてVRMで競合製品に対してかなりのアドバンテージを誇っており、まず購入候補に入ってくるマザーだったが、X570世代に入って他のマザーのVRM高性能化によりそこまで魅力的な製品ではなくなった
特に製品イメージ的に競合しそうなMSIのUnifyがあるのでX570 TAICHIを選択するメリットは価格的にも性能的にもかなり薄いと思われる(X570 TAICHIはチップセットファン、初期ロットUSBの問題もある。まあ今回はVRMの比較のみなのでそこは考慮せず)
ちなみに今回の価格縛りを外した場合候補に入るであろうX570 AQUA、X570 Creatorといったハイエンドマザーに関してもmosfetの構成はUnifyとほぼ同じなのでやはりここでもUnifyの価格の安さが際立つ
Unifyにはない機能にメリットを見いださなければ現時点では価格的にAsrockのマザーを買う意味は薄い
(水冷仕様のAQUAを比較に出すのはちょっと酷だったか)
ASUS
ASUSは全体的に優秀なマザーボードが多いがこちらもAsrockと同様に以前の下位モデルのブランドイメージがあることと、他と比べて全体的に価格が高いことからASUSのマザーで購入候補にまで至るものはなかった
VRMは悪くなく、むしろ優秀な方だが3.5万以下で買えるPrimeやStrixは結局CROSSHAIRシリーズ以下に位置づけられたモデルだからイメージとして安っぽく感じてしまうし、同じく3.5万以下で買えるUnify、AORUS Proの存在を考えるとあえてSTRIX-F or E、Primeを選択する意味はVRM的には薄い
TUFに関してはSABERTOOTH時代はまさに高耐久を目指しているようで、アーマーがついてたりといろいろ面白いマザーボードでしたが、最近は下位ゲーミングモデルの格安マザーとして販売されることが多くチープな製品が多い
その点GIGABYTEはハイエンドマザーもミドルレンジマザーもAUROSブランドで統一しているのでイメージ的に安っぽさがあまりない
(まあここに関しては私がイメージ戦略に飲まれているだけかもしれないが…)
ただTUF GAMING X570-PLUSに関してはB450などのTUF GAMINGと違い価格的にもVRM的にもGIGABYTEのELITEと同等の結果が出ているので、チープなイメージを感じないのであればこれを選択するは良いと思う
そういうわけで個人的なイメージを考慮せずに選択すると2万前後のマザーは
TUF GAMING X570-PLUS
X570 Aorus Elite
の2択だと思う
以下同価格帯で代替できそうなマザーの比較
ROG Strix X570-E Gaming
なら
MSI MEG X570 UNIFY マザーボード [AMD X570チップセット搭載] MB4869
フェーズ 6x2
mosfet IR3555 x1
Doubler IR3599
ヒートシンク 最良
でいいし
PRIME X570-P/CSM
と
ROG Strix X570-F Gaming
なら
X570 Aorus Elite
X570 Aorus Pro
でいいと思う
同じROGといってもSTRIXでないCROSSHAIRにはマイナスイメージはないし実際ROG CROSSHAIR VIII HERO (WI-FI)はかなり性能の高いmosfetを使用しています
ただ、その価格を出せるなら70Avcoreダイレクト12フェーズのGIGABYTE X570 Aorus Masterあたりが購入候補に入ってくるので、もう少し安くなければ買う意味は感じない
またX570世代に入ってからASUSは他のメーカーと違い、ダブラーを使用せずに並列で電源回路を組んでいるのでそのあたりがどうなのかと言うのもある
今の所ASUSのX570搭載マザーはmosfetの質が高くVRMの性能も高水準という結果が出ているが、やはり同じmosfetを使用している場合、ダブラーモデルのほうが高性能ではないかと個人的には思っている
ASUSはこの並列フェーズをあえて表に出してポジティブキャンペーンを行っているが、以前ASUSはグラボのヒートシンクにおいてダイレクトタッチを似たような形で宣伝していたこともあるので、素直に信じていいのか微妙なところ
※以下詳細
https://www.asus.com/microsite/motherboard/Teamed-power-stages/
BIOSTARに関しては製品の流通量が少ないので今回は省略
以下選択肢には入らないマザーボード
MSI
MPG X570 Gaming Pro Carbon WiFi
Vcoreフェーズ 5x2
mosfet QA3111N6N Dual N-FET x1
Doubler IR3598
ヒートシンク 平凡
ミドルクラスのmosfetをダブラーで倍化
しかし肝心のmosfetの性能が低い
特に前世代のX470 Gaming Pro CarbonよりVRMの性能が低いのが気になる
海外では軽く炎上済み
これ買うならギガバイトのELITEでいい
MPG X570 Gaming Edge WiFi
若干フェーズの構成は異なるが個人的な感想としては大体上と同じ
MPG X570 Gaming Plus
X570-A Pro
GIGABYTE
X570 Gaming X
X570 UD
Asrock
B450 Steel Legendで人気が出た鋼鉄伝説の上位版だが微妙なVRMが搭載されている
価格的にもGIGABYTEのELITEorASUSのTUFでいい
フェーズも少なくmosfetも更に廉価仕様
X370 TAICHIの頃は他社と比べて相対的にVRMが高性能だったのでおすすめできるマザーボードでしたが、X570に関しては他のメーカーを選んだほうがいいでしょう
X570 Extreme4
X570 Phantom Gaming 4
X570 Pro4
総評としてはX570マザーはX370、X470に比べてミッドレンジモデルでもまともな電源回路を持つマザーボードがかなり増加し、選択肢が広がったいい世代だと思う
特にX370世代は各メーカーあまり力を入れておらず、以下に印した一部のモデル以外は、メーカーはハイエンドとして販売していても電源回路はロークラスなマザーがかなり多かった。
ASUSTeK AMD X370搭載 マザーボード CROSSHAIR VI HERO【ATX】 [並行輸入品]
ASUS AMD X370搭載 マザーボード AM4 Socket対応 ROG CROSSHAIR VI EXTREME 【E-ATX】
ASRock AMD X370チップセット搭載 ATXマザーボード X370 Taichi
ASRock AMD X370チップセット搭載 ATXマザーボード X370 Professional Gaming
X570に関しては低価格モデルでもGIGABYTE X570 ELITEやASUS TUFを買っておけばハズレを引くことはないだろう
メーカー別に見るとGIGABYTEが頭一つ抜けている印象がある
ハイエンドでは並列でもダブラーでもないダイレクトなvcore純12、14フェーズのマザーを用意し、ミドル帯でもELITE、Pro等の優秀なマザーが揃っている
X470ではGaming 7以外のマザーのVRMはかなり残念な出来だったが、今回ミドル帯がだいぶ改善された
MSIも以前と比べるとかなり良くなっている
特にUnifyは良マザー
X570初期に出したGamingシリーズが炎上しただけに、UNIFYには力を入れたのだろう
ASUSは全体的にVRMの性能は高いものが多いが価格的に「それを買うならUnify or AORUSで良い」となるパターンが多い
ただしX570 TUFは高コスパなのでおすすめ
個人的にはAsrockがかなり株を下げた
Asrock自体は今までと比べてもそこまで変わっていないのかもしれないが、他のメーカーのマザーが改善されたので相対的に価値が下がった印象
これからの製品で覆してほしいところ
フェーズに関しては別記事でも書いているのでよければこちらもご閲覧ください
http://jisakupcpc.blog.jp/archives/21800605.html
※抜けている部分は暇があるときに追記
2020/02/13現在の内容です
というわけで今回は私が今欲しいと思っているマザーボードとそうでもないマザーボードを電源回路から選んでみました
あとは、全体的な感想とか。
※個人的見解なのであしからず
評価方法としてはVcoreフェーズの数、mosfetの性能、ダブラー、ヒートシンクの作りから選択しています
そしてそれら”VRMの性能と価格のバランス”を考えたものになります
基本的に3.5万円以下の製品のみ
マザーの数が多く流石にすべて書くことは出来ないので未記載のものもあります
ではまずは私が買いたいマザーボードから
(メーカー別に記載)
MSI
MSI MEG X570 UNIFY マザーボード [AMD X570チップセット搭載] MB4869
フェーズ 6x2
mosfet IR3555 x1
Doubler IR3599
ヒートシンク 大型アルミ塊+ヒートパイプ
基板はおそらく6層以上
mosfetにハイクラスなIR3555を搭載し更にそれらをダブラーで増幅
この価格でMEG X570 ACEと同じVRMを再現したことに価値がある一品
ヒートシンクはIOカバーごとヒートシンク化しているのでかなり大型
これに関しては私は以前から「OIカバーとVRMヒートシンクを一体化すればヒートシンクを大型化できるのに何故しないのか」とずっと思っていたがやっとそれを実現するマザーが現れました
個人的評価としてはこのマザーボードはかなりのコスパを持つ良マザー
あれだけの電源回路を搭載しその上この大型のヒートシンクなのでかなり期待できると思う
Ryzen9 3900X未満のCPUであればOCしようが過剰装備の可能性が高い
聞くところによるとメモリもかなり回る模様
この後も購入候補のマザーとして一応いくつか紹介するが、正直これが今一番欲しいマザー
GIGABYTE
X570 Aorus Pro
フェーズ 6x2
mosfet IR3553 x1
Doubler IR3599
ヒートシンク フィンズアレイ方式のヒートシンク+アルミ塊+ヒートパイプ
基板はおそらく6層
基板はおそらく6層
X570 Unifyより安めの価格
mosfetがIR3553なのでunifyには及ばないがそれでもかなり優秀なVRMを持っている
ヒートシンクはリア側のVcore中心の部分に薄型フィン(フィンズアレイ方式)を持つヒートシンクを搭載し上部とヒートパイプで接続されている
上部のVcore+soc部はリア側と違い廉価ヒートシンクだが、上部はVcore用の数が少ないので温度的には問題ないだろう
個人的評価としてはUnifyの次点
X570 Aorus Elite
フェーズ 6x2
mosfet SiC634 x1
Doubler ISL6617A
ヒートシンク アルミ塊x2
基板層不明
基板層不明
X570としては安めの価格帯だがVRMの性能はかなり高い
PROよりもヒートシンクとmosfetがグレードダウンしている
ヒートシンクは薄型フィンタイプではなく、ヒートパイプも搭載されていない
X570 TAICHIと同じVRM構成でこの価格はかなり魅力があると思う
というかX570 TAICHIの立場ないよねコレ…
特に現行モデルの競合製品としては価格帯的にMPG X570 Gaming Pro Carbon WiFiあたりが挙げられると思うがそれと比べるとVRMの性能で雲泥の差がある
VRMの性能を求めて型落ちのX470 TAICHIを候補にも入っていたけど、このELITEが同じような価格で販売されているので、型落ちマザーを買う意味は特別な事情がない限りない
Asrock
Asrockは前世代までのTAICHIシリーズ未満の製品のブランドイメージが悪いこととX570においては肝心のTaichi自体の魅力が減ったこともあり残念ながら購入候補に入るマザーはありませんでした
イメージ的には、特にX370 Gaming k4(現行で近いのはおそらくX570 Phantom Gaming 4)あたりのミドル以下の製品のVRMがあまり良くないので、ミドル以下は他のメーカーを選びたくなる
ハイクラスのTAICHIに関してもX470までであればAM4ソケット搭載マザーとしてVRMで競合製品に対してかなりのアドバンテージを誇っており、まず購入候補に入ってくるマザーだったが、X570世代に入って他のマザーのVRM高性能化によりそこまで魅力的な製品ではなくなった
特に製品イメージ的に競合しそうなMSIのUnifyがあるのでX570 TAICHIを選択するメリットは価格的にも性能的にもかなり薄いと思われる(X570 TAICHIはチップセットファン、初期ロットUSBの問題もある。まあ今回はVRMの比較のみなのでそこは考慮せず)
ちなみに今回の価格縛りを外した場合候補に入るであろうX570 AQUA、X570 Creatorといったハイエンドマザーに関してもmosfetの構成はUnifyとほぼ同じなのでやはりここでもUnifyの価格の安さが際立つ
Unifyにはない機能にメリットを見いださなければ現時点では価格的にAsrockのマザーを買う意味は薄い
(水冷仕様のAQUAを比較に出すのはちょっと酷だったか)
ASUS
ASUSは全体的に優秀なマザーボードが多いがこちらもAsrockと同様に以前の下位モデルのブランドイメージがあることと、他と比べて全体的に価格が高いことからASUSのマザーで購入候補にまで至るものはなかった
VRMは悪くなく、むしろ優秀な方だが3.5万以下で買えるPrimeやStrixは結局CROSSHAIRシリーズ以下に位置づけられたモデルだからイメージとして安っぽく感じてしまうし、同じく3.5万以下で買えるUnify、AORUS Proの存在を考えるとあえてSTRIX-F or E、Primeを選択する意味はVRM的には薄い
TUFに関してはSABERTOOTH時代はまさに高耐久を目指しているようで、アーマーがついてたりといろいろ面白いマザーボードでしたが、最近は下位ゲーミングモデルの格安マザーとして販売されることが多くチープな製品が多い
その点GIGABYTEはハイエンドマザーもミドルレンジマザーもAUROSブランドで統一しているのでイメージ的に安っぽさがあまりない
(まあここに関しては私がイメージ戦略に飲まれているだけかもしれないが…)
ただTUF GAMING X570-PLUSに関してはB450などのTUF GAMINGと違い価格的にもVRM的にもGIGABYTEのELITEと同等の結果が出ているので、チープなイメージを感じないのであればこれを選択するは良いと思う
そういうわけで個人的なイメージを考慮せずに選択すると2万前後のマザーは
TUF GAMING X570-PLUS
X570 Aorus Elite
の2択だと思う
以下同価格帯で代替できそうなマザーの比較
ROG Strix X570-E Gaming
フェーズ 6
mosfet 2x IR3555
Doubler n/a
ヒートシンク 良
なら
MSI MEG X570 UNIFY マザーボード [AMD X570チップセット搭載] MB4869
フェーズ 6x2
mosfet IR3555 x1
Doubler IR3599
ヒートシンク 最良
でいいし
PRIME X570-P/CSM
フェーズ 4
mosfet 2x SiC639
Doubler n/a
ヒートシンク 凡
と
ROG Strix X570-F Gaming
フェーズ 4
mosfet 3x SiC639
Doubler n/a
ヒートシンク 良
なら
X570 Aorus Elite
フェーズ 6x2
mosfet SiC634 x1
Doubler ISL6617A
ヒートシンク 凡
と
と
X570 Aorus Pro
フェーズ 6x2
mosfet IR3553 x1
Doubler IR3599
ヒートシンク 最良
でいいと思う
同じROGといってもSTRIXでないCROSSHAIRにはマイナスイメージはないし実際ROG CROSSHAIR VIII HERO (WI-FI)はかなり性能の高いmosfetを使用しています
ただ、その価格を出せるなら70Avcoreダイレクト12フェーズのGIGABYTE X570 Aorus Masterあたりが購入候補に入ってくるので、もう少し安くなければ買う意味は感じない
またX570世代に入ってからASUSは他のメーカーと違い、ダブラーを使用せずに並列で電源回路を組んでいるのでそのあたりがどうなのかと言うのもある
今の所ASUSのX570搭載マザーはmosfetの質が高くVRMの性能も高水準という結果が出ているが、やはり同じmosfetを使用している場合、ダブラーモデルのほうが高性能ではないかと個人的には思っている
ASUSはこの並列フェーズをあえて表に出してポジティブキャンペーンを行っているが、以前ASUSはグラボのヒートシンクにおいてダイレクトタッチを似たような形で宣伝していたこともあるので、素直に信じていいのか微妙なところ
※以下詳細
https://www.asus.com/microsite/motherboard/Teamed-power-stages/
BIOSTARに関しては製品の流通量が少ないので今回は省略
以下選択肢には入らないマザーボード
MSI
MPG X570 Gaming Pro Carbon WiFi
Vcoreフェーズ 5x2
mosfet QA3111N6N Dual N-FET x1
Doubler IR3598
ヒートシンク 平凡
ミドルクラスのmosfetをダブラーで倍化
しかし肝心のmosfetの性能が低い
特に前世代のX470 Gaming Pro CarbonよりVRMの性能が低いのが気になる
海外では軽く炎上済み
これ買うならギガバイトのELITEでいい
MPG X570 Gaming Edge WiFi
若干フェーズの構成は異なるが個人的な感想としては大体上と同じ
MPG X570 Gaming Plus
X570-A Pro
GIGABYTE
X570 Gaming X
X570 UD
Asrock
B450 Steel Legendで人気が出た鋼鉄伝説の上位版だが微妙なVRMが搭載されている
価格的にもGIGABYTEのELITEorASUSのTUFでいい
フェーズも少なくmosfetも更に廉価仕様
そもそもB450 Steel Legend自体高価なVRMじゃなく、同じ価格帯で見てもMSIの物以下だし、なぜこれが質実剛健、高耐久というイメージが付いたのかよくわからない
VRMフェーズ数の少なさゆえに逆に故障率が低いというアピールをしているけど、フェーズの数が少ないってことはそれだけ一つ一つのmosfetに対する負荷が上がるわけです。
消費電力の高いCPUの場合はVRMでスロットルがかかって性能が出ないし、そこまで行くと温度も100度近くまで上がる。
場合によっては安全機能が働いてPCが落ちる
つまり不安定になるということ
VRMフェーズ数の少なさゆえに逆に故障率が低いというアピールをしているけど、フェーズの数が少ないってことはそれだけ一つ一つのmosfetに対する負荷が上がるわけです。
消費電力の高いCPUの場合はVRMでスロットルがかかって性能が出ないし、そこまで行くと温度も100度近くまで上がる。
場合によっては安全機能が働いてPCが落ちる
つまり不安定になるということ
そもそもフェーズが少ない=高耐久ならフェーズ数モリモリのAsrock Taichiって一体なんなのかとtaichiユーザーの一人として思う
鋼鉄伝説シリーズは高耐久というのは様々な媒体で聞いていたけど、実態を見ると、よほど安くない限り買わないだろう
またASROCKに関してはハイエンドモデルであるX570 Taichiもおすすめできません
mosfet、コントローラー、フェーズ数はGIGABYTEの下位モデルX570 AORUS ELITEと同じにもかかわらずハイエンドとして販売されているので、taichiのほうが価格は圧倒的に高い
鋼鉄伝説シリーズは高耐久というのは様々な媒体で聞いていたけど、実態を見ると、よほど安くない限り買わないだろう
またASROCKに関してはハイエンドモデルであるX570 Taichiもおすすめできません
mosfet、コントローラー、フェーズ数はGIGABYTEの下位モデルX570 AORUS ELITEと同じにもかかわらずハイエンドとして販売されているので、taichiのほうが価格は圧倒的に高い
X370 TAICHIの頃は他社と比べて相対的にVRMが高性能だったのでおすすめできるマザーボードでしたが、X570に関しては他のメーカーを選んだほうがいいでしょう
X570 Phantom Gaming 4
X570 Pro4
総評としてはX570マザーはX370、X470に比べてミッドレンジモデルでもまともな電源回路を持つマザーボードがかなり増加し、選択肢が広がったいい世代だと思う
特にX370世代は各メーカーあまり力を入れておらず、以下に印した一部のモデル以外は、メーカーはハイエンドとして販売していても電源回路はロークラスなマザーがかなり多かった。
ASUSTeK AMD X370搭載 マザーボード CROSSHAIR VI HERO【ATX】 [並行輸入品]
ASUS AMD X370搭載 マザーボード AM4 Socket対応 ROG CROSSHAIR VI EXTREME 【E-ATX】
ASRock AMD X370チップセット搭載 ATXマザーボード X370 Taichi
ASRock AMD X370チップセット搭載 ATXマザーボード X370 Professional Gaming
X570に関しては低価格モデルでもGIGABYTE X570 ELITEやASUS TUFを買っておけばハズレを引くことはないだろう
メーカー別に見るとGIGABYTEが頭一つ抜けている印象がある
ハイエンドでは並列でもダブラーでもないダイレクトなvcore純12、14フェーズのマザーを用意し、ミドル帯でもELITE、Pro等の優秀なマザーが揃っている
X470ではGaming 7以外のマザーのVRMはかなり残念な出来だったが、今回ミドル帯がだいぶ改善された
MSIも以前と比べるとかなり良くなっている
特にUnifyは良マザー
X570初期に出したGamingシリーズが炎上しただけに、UNIFYには力を入れたのだろう
ASUSは全体的にVRMの性能は高いものが多いが価格的に「それを買うならUnify or AORUSで良い」となるパターンが多い
ただしX570 TUFは高コスパなのでおすすめ
個人的にはAsrockがかなり株を下げた
Asrock自体は今までと比べてもそこまで変わっていないのかもしれないが、他のメーカーのマザーが改善されたので相対的に価値が下がった印象
これからの製品で覆してほしいところ
フェーズに関しては別記事でも書いているのでよければこちらもご閲覧ください
http://jisakupcpc.blog.jp/archives/21800605.html
※抜けている部分は暇があるときに追記
2020/02/13現在の内容です
シェアを見るにあんまり注目されてないようですがX570世代のGigabyteはかなり力を入れましたね。外れが見当たらないし、当たりの鉄板機種もちらほら。
MSI使いとしてはUnifyでミドル微妙が一転、風向きが変わった印象です。
最初からやる気を出してくれと思いましたが、もうすぐ出てくるX570Tomahawkが微妙とはいえども3万もするX570Taichiを強化して降ろしてきたかのような圧倒的コスパ構成で降りてきそうなので楽しみです。